AIツールを提供しているリートン(Wrtn)のサービスとして、2023年12月7日よりGPT-4とTurboが無料の使い放題になると発表されました。
そこで今回は、GPT4とTurboの違いは何かについて解説します。
リートン(Wrtn)とは
リートン(Wrtn)とは一体どんな機能を持ったAIツールを提供しているのでしょか?
リートンについて解説していきます。
リートンはGPT-4を最適化し、日本語生成AIサービスを提供しています。
リートン (wrtn.jp)
高水準の言語モデリング技術を基盤とし、日本語コンテンツ生成のための最高のソリューションを提供いたします。
リートンの特徴
リートンの特徴として、下記のようにまとめることが出来ますので、参考にしてみて下さい。
- 無料でGPT-4を使い放題できるコンテンツ生成プラットフォーム
- リートンは、2023年10月にサービスを開始し、OpenAIと提携してGPT-4の最新技術を提供
- 日本語や英語など、多言語に対応し、ブログ記事やSNS投稿など、さまざまなジャンルのテキストを生成
- ユーザーの入力や好みに応じて、テキストの最適化や評価を行い、編集や保存や共有も可能
- LINEを利用してオリジナルキャラクターの作成も可能
リートンは、GPT-4の高度な機能を誰でも手軽に利用できるようにすることで、コンテンツ生成の革命を起こそうとしていると言えそうですね。
GPT-4とTurboの違いは何?
GPT4とGPT4Turboとの違いは何なのでしょうか?
比較していきながら確認したいと思います。
GPT-4の特徴
GPT-4は、OpenAIが開発した大規模言語モデルです。
GPT-4は、2023年9月に発表され、インターネット上の約1000億語のテキストデータを学習していると言われています。
テキスト生成や質問回答、要約や翻訳など、さまざまなタスクに対応できるAIとして注目を集めています。
GPT-4は、自然言語理解や自然言語生成の能力が非常に高く、人間の言語能力に匹敵すると言われ、日本語だけでなく、英語や中国語など、多言語に対応しているのも特徴です。
ユーザーの入力したテキストに応じて、関連性や一貫性、論理性の高いテキストを生成するとこが可能で、ユーザーの指定したパラメータに応じて、テキストの長さやトーン、スタイルなどを調整することもできます。
GPT-4は、リートンのようなコンテンツ生成プラットフォームだけでなく、検索エンジンやチャットボット、教育や医療など、さまざまな分野で活用されています。
GPT-4 Turboの特徴
GPT-4 Turboとは、GPT-4の高速化バージョンです。
GPT-4 Turboは、2023年11月に発表され、GPT-4の約10倍のデータ量である約1兆語のテキストデータを学習していると言われています
GPT-4よりも高速で正確なテキスト生成や質問回答、要約や翻訳などのタスクを実行できるAIとして高い関心を集めています。
GPT-4 Turboは、GPT-4と同様に、日本語だけでなく、英語や中国語など、多言語に対応しており、ユーザーの入力したテキストに応じて、より関連性や一貫性、論理性の高いテキストを生成することが可能です。
ユーザーの指定したパラメータに応じて、テキストの長さやトーン、スタイルなどを調整することもできますし、リートンのようなコンテンツ生成プラットフォームだけでなく、検索エンジンやチャットボット、教育や医療など、さまざまな分野で活用に期待されています。
違いを比較
それぞれの共通する項目を比較してみた表です。
項目 | GPT-4 | GPT-4 Turbo |
---|---|---|
開発者 | OpenAI | OpenAI |
発表年月 | 2023年9月 | 2023年11月 |
学習データ量 | 約1000億語 | 約1兆語 |
タスク対応能力 | 高い | より高い |
生成速度 | 速い | より速い |
生成精度 | 正確 | より正確 |
多言語対応 | あり | あり |
テキスト生成方法 | ユーザーの入力に応じて関連性や一貫性、論理性の高いテキストを生成 | ユーザーの入力に応じてより関連性や一貫性、論理性の高いテキストを生成 |
テキスト調整方法 | ユーザーの指定したパラメータに応じてテキストの長さやトーン、スタイルなどを調整 | ユーザーの指定したパラメータに応じてテキストの長さやトーン、スタイルなどを調整 |
活用分野 | コンテンツ生成プラットフォーム、検索エンジン、チャットボット、教育、医療など | コンテンツ生成プラットフォーム、検索エンジン、チャットボット、教育、医療など |
可能性 | 人間の言語能力を超える | GPT-4の限界を超える |
一言で表すと、GPT4を一段階上に性能を向上させたAIツールとなっているようですね。
GPT4Turboの優位性
GPT-4より性能が向上しているGPT4Turboですが、以下の点でGPT4Turboに優位性があると思います。
- GPT-4 Turboは、GPT-4よりも約10倍のデータ量で学習しているため、より豊富な知識と表現力を持っている。
- GPT-4 Turboは、GPT-4よりも高速で正確なテキスト生成や質問回答、要約や翻訳などのタスクを実行できるため、より効率的にコンテンツを作成できる。
- GPT-4 Turboは、GPT-4の限界を超える可能性を秘めているため、より創造的で革新的なコンテンツを生成できる。
以上のことから、GPT-4 Turboは、GPT-4と比較して、コンテンツ生成において優れた性能を発揮するAIと言えます。
回答時間はどちらが早いか検証
実際にGPT4とTurboで回答時間や結果に違いが出るのか検証してみました。
質問内容は、デフォルトで質問例として用事されているもので試してみました。
- 「ダイエット用の献立を表にして」
GPT4の回答結果
GPT4の回答結果は以下のとおりです。
回答時間は38秒
月曜日:
- 朝: オートミール、バナナ、無糖ヨーグルト
- 昼: 鶏肉と野菜のサラダ、全粒粉パン
- 夜: さかなのグリル、茹でブロッコリー、ごはん
火曜日:
- 朝: スクランブルエッグ、トマト、全粒粉パン
- 昼: 豆腐と野菜のミソスープ、ごはん
- 夜: 鮭のグリル、ほうれん草のおひたし
水曜日:
- 朝: ミューズリ、無糖ヨーグルト、ベリー
- 昼: サンドイッチ(全粒粉パン、トルコ肉、軽いマヨネーズ、野菜)
- 夜: 無骨鶏もも肉のローズマリーロースト、サラダ
木曜日:
- 朝: スムージー(バナナ、ベリー、無糖ヨーグルト)
- 昼: さかなの刺身、ごはん
- 夜: チキンブレストとキノコの炒め物、ごはん
金曜日:
- 朝: オートミール、アーモンド
- 昼: 鶏肉と野菜のハーブスープ、パン
- 夜: 焼き魚、野菜煮
土曜日:
- 朝: パンケーキ(全粒粉を使用)、フルーツ
- 昼: 野菜と鶏肉のスープ、全粒粉パン
- 夜: 鶏肉の照り焼き、ブロッコリー、ごはん
日曜日:
- 朝: フレッシュフルーツとヨーグルト
- 昼: さかなと野菜のパスタ
- 夜: ひき肉と豆のチリ、ごはん
これはひとつの例ですので、アレルギーや好みに合わせて適宜調整してください。また、適切な栄養摂取と一緒に適度な運動も大切ですのでお忘れなく。
しっかりと献立を提案してくれました。
GPT4Turboの回答結果
回答時間53秒
日 | 朝食 | 昼食 | 夕食 |
---|---|---|---|
月曜日 | グリークヨーグルトとブルーベリー | 鶏の胸肉グリルとサラダ | 野菜とエビのスープ |
火曜日 | オーツ麦とアーモンド | 海藻サラダと豆腐 | ズッキーニのパスタとトマトソース |
水曜日 | トマトのスクランブルエッグ | キヌアと野菜のサラダ | 鮭のグリルとブロッコリー |
木曜日 | スムージー(ほうれん草、バナナ) | ツナとミックスビーンズのラップ | トマトとひよこ豆のスチュー |
金曜日 | フルーツとクルトンのヨーグルト | ローストチキンサラダ、ライトドレッシング | 揚げずに作った野菜の天ぷらと玄米 |
土曜日 | アボカドトースト | ベジタブルスープと全粒小麦のパン | ローストビーフとサツマイモのマッシュ |
日曜日 | バナナパンケーキ(アーモンド粉) | サーモンアボカドサラダ | グリル野菜とキノコのポレンタ |
Turboでもしっかりと献立を提案してくれています。
回答時間では、GPT4の方が早く回答してくれた結果になりました。
まだリリース直後ということも関係しているのかも知れませんね。
もう少し使ってみて、違いなどを検証してきたいと思います。
リートンでGPT-4 Turboを無料で使い放題にする方法
リートンでGPT4Turboを利用するには、申し込みが必要になっています。
先着1万名限定なので、締め切り前に申し込むことと、事前に登録も済ませておきましょう。
事前登録の手順
まずは、リートンの公式HPにアクセスします。
アクセスすると、GPT4Turboへの先行申込受付のポップアップが出現します。
「今すぐ申し込みする」をクリックします。
画面が切り替わり、必要事項の入力画面となります。
①~④までの項目を入力していきましょう。
- 氏名の入力
- メールアドレスの入力
- プライバシーポリシーへの同意
- 送信する
送信まで完了したら、先程入力したメールアドレスに、下記のような、申込み完了のお知らせが届きます。
無事に申し込みが完了出来たので、12月7日まで待ちましょう。
まとめ
GPT4Turboの利用開始まで残り期間は限られますが、先着順になりますので、この機会にリートンの利用を検討してみてはいかがでしょうか?
今後もAIツールや様々なIT関連の違いなどをご紹介していきたいと思います。
最後までご覧いただき、ありがとうございます。
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