画像生成AIというと、最近話題になっているNovelAiが有名ですが、実はMicrosoftのBingにもImage Creatorという画像生成の機能があります。
これらのサービスはどのように違うのでしょうか?また、料金はどれくらいかかるのでしょうか?
この記事では、Bing Image CreatorとNovelAiの違いと料金を比較してみます。
Bing Image Creatorとは?
Bing Image Creatorは、Microsoft Edgeのサイドバーに統合されたAI画像生成機能です。テキストで説明すると、そのイメージに近い画像をAIが作成してくれます。たとえば、「サングラスをかけたぼやけたクリーチャー、デジタルアート」と入力すると、こんな画像が生成されます。
Bing Image Creatorの特徴は以下のとおりです。
- Windows 10 および Windows 11 デバイスの Microsoft アカウントを持つユーザーのみが利用できる
- 現在、英語のみのイメージ プロンプトをサポートしている
- 画像生成には「ブースト」というトークンが必要で、サインアップ時に25回分が付与され、毎週最大15回まで追加で受け取れる
- ブーストが足りなくなった場合は、Microsoft リワードを使用して追加のブーストと引き換えることができる
- 生成された画像には「Bing」アイコンが付与される
- 生成された画像は共有、保存、ダウンロード、フィードバック送信などのオプションがある
- 生成された画像はBing検索履歴やMicrosoftアカウントのプライバシーダッシュボードから削除できる
NovelAiとは?
NovelAiは、テキストや画像を入力すると、その続きをAIが生成してくれるサービスです。
テキストでは、小説やエッセイなどの文章を生成できます。
画像では、画像の一部を消したり、別の画像を合成したり、画像のスタイルを変えたりするとも可能です。
たとえば、この画像に「モナリザの顔」と入力すると、こんな画像が生成されます。
NovelAiの特徴は以下のとおりです。
- 無料トライアルでは、テキスト生成のみ利用できる
- 画像生成を利用するには、有料プランに加入する必要がある
- 有料プランは、Tablet(10ドル/月)、Scroll(15ドル/月)、Opus(25ドル/月)の3種類がある
- 有料プランでは、画像生成のほかに、テキスト生成の品質や量、保存できるノートの数、カスタムAIの作成などの機能が向上する
- 生成された画像には「NovelAi」のロゴが付与される
- 生成された画像は共有、保存、ダウンロード、フィードバック送信などのオプションがある
- 生成された画像はノートから削除できる
画像生成のBing Image CreatorとNovelAiの違いは?
Bing Image CreatorとNovelAiの違いは、以下のようにまとめられます。
項目 | Bing Image Creator | NovelAi |
---|---|---|
利用できるデバイス | Windows 10 および Windows 11 デバイス | どのデバイスでも |
利用できる言語 | 英語、日本語 | 英語、日本語、その他 |
画像生成の方法 | テキストで説明する | テキストや画像を入力する |
画像生成の料金 | 無料(ブーストが必要) | 有料(10ドル/月~) |
画像生成の制限 | なし | なし |
画像生成の品質 | 良好 | 良好 |
画像生成のスピード | 速い | 遅い |
画像生成のオプション | 共有、保存、ダウンロード、フィードバック送信 | 共有、保存、ダウンロード、フィードバック送信 |
画像生成の削除 | 可能 | 可能 |
まとめ
Bing Image CreatorとNovelAiは、どちらもAIを使って画像を生成するサービスですが、利用できるデバイスや言語、画像生成の方法や料金、画像生成の品質やスピードなどに違いがあります。
Bing Image Creatorは、テキストで説明するだけで簡単に画像を生成できる無料のサービスですが、英語と日本語にも対応で、ブーストが必要です。
NovelAiは、テキストや画像を入力することで多様な画像を生成できる有料のサービスですが、複数の言語に対応しており、画像生成に制限はありません。
自分のニーズや予算に合わせて、適切なサービスを選んでみてください。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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